【弁護士が解説】物損事故を人身事故に切り替えるメリット

交通事故に遭ったときは何とも無くても、数日後に痛みが出現したり怪我に気付いたりした場合は、迷わずに人身事故に切り替えることをおすすめします。　

本記事では、物損事故を人身事故に切り替えるメリットを解説します。

物損事故と人身事故の違い

物損事故とは、車両、店舗や電柱などの「物」だけに被害がある交通事故です。

一方で人身事故は、ひとが死傷（怪我や死亡）した交通事故を指します。

物損事故を人身事故に切り替えるメリット

本当は怪我をしているのに自覚症状が無かったり、交通事故の相手方から「人身事故にしないで」と懇願されたりなど、物損事故として届け出をしてしまうひとは少なくありません。

物損事故として届け出た後からでも人身事故への切り替えが可能ですが、切り替えるのであれば早い方がよいでしょう。

物損事故から人身事故に切り替えるメリットは以下の通りです。

• 実況見分調書が作成される

確認していきましょう。

実況見分調書が作成される

物損事故の場合、簡易的な事故報告書しか作成されません。

人身事故に切り替えることで、「実況見分調書・供述調書」が作成され、損害賠償請求においても相手の過失割合や損害賠償などを判断するうえで、非常に影響力のある証拠になります。

まとめ

本記事では、物損事故を人身事故に切り替えるメリットを解説しました。

人身事故に切り替えるには、なるべく速やかに手続きを行う必要があります。

物損事故を人身事故に切り替えたいとお考えの方は、弁護士に相談することをおすすめします。